住宅を購入する際、住宅の機能や環境といった「住みやすさ」だけでなく、将来的な「不動産価格の変化」はとても気になりますよね。
特に子育て世帯は、家族構成の変化、親との同居といったライフスタイルの変化が起こりやすいため、将来の不動産価格について意識しておく必要があります。
しかし、今買う家が、数年後・十数年後に「どんな価値を持っているのか」「何を見ればいいのかわからない」という方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、西宮市の不動産価格の現状と今後の変化についてデータを元に解説していきます。
この記事を読むことで、不動産購入の際に将来性を踏まえて抑えておくべきポイントについて理解できます。
西宮市で不動産購入を検討している方はぜひ、最後まで読んでみてくださいね。
データで見る西宮市の住宅・土地価格の変化
住宅購入を検討する際、重要な指標の一つが、そのエリアの不動産が将来にわたって価値を維持し続けられるかという「資産性」です。
西宮市は、関西屈指のブランド力と高い居住ニーズにより、価格が安定しやすい都市として知られています。
ここでは、この安定性を支えている要素を、公的データから解説していきます。
公示地価からみる土地価格の上昇傾向
公示地価とは、国土交通省が地価公示法に基づいて、公示している土地の価格のことです。西宮市では公示地価は近年、安定した上昇を続けています。
2024年(令和6年)の地価調査では、市の住宅地の変動率は+2.4%を記録しました。
さらに、2025年(令和7年)は+3.3%と前年から上昇率が加速しており、これは周辺の市と比較しても高い水準です。
(参考:兵庫県の地価動向・価格変動率上位地点・価格一覧資料より/兵庫県HPより)
西宮市の土地価格が上昇している背景には、交通利便性・都市開発・生活利便性と自然環境のバランスという、街がもつ強みが住みたい人のニーズと一致していることにあります。
- 阪急・JR・阪神の3路線が利用できる高い交通アクセス
- 駅を中心に進む再開発
- 商業施設や医療機関が揃う日常の便利さ
- 夙川や甲山に代表される豊かな自然
これらが調和することで、「便利で落ち着いて暮らせる街」という魅力が形成されています。
こうした「利便性と暮らしやすさが整った環境」は、住み替えを検討する世帯からの評価が高く、西宮市が選ばれる大きな要因となっています。
さらに、西宮市は教育環境・治安・公園の多さなど、子育て世帯が重視する条件がバランスよく揃っている点も特徴です。
都市としての利便性を保ちながら、安心して子どもを育てられる環境が整っており、こうした暮らしやすさが住宅需要を強く支えています。
西宮市の住みやすさについて詳しく知りたい方はこちらの記事もご覧くださいね。
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【子育て世帯必見】西宮市が住みたいと言われる6つの理由について徹底解説!
【西宮市のマンション市場】上昇傾向にある価格
近年、全国的に住宅・マンションの価格が上昇傾向にあります。
国土交通省が公表する「不動産価格指数(住宅)」では、マンション(区分所有)について 2010年平均=100 に対し、年々上昇し、2025年は213.2 となりました。
|
年度 |
2010年 |
2018年 |
2020年 |
2022年 |
2025年 |
|
|
不動産価格指数 |
マンション |
100 |
141.6 |
152.7 |
180.3 |
213.2 |
|
戸建て住宅 |
100 |
101.8 |
102.7 |
116.8 |
118.5 |
|
|
住宅総合 |
100 |
112.9 |
114.9 |
131.3 |
142.1 |
(参考:不動産価格指数データ/国土交通省)
また、兵庫県内においても、LIFULL HOME’Sによる新築マンション市場調査で、2025年1〜5月期の平均平米単価が 88.9 万円/㎡(前年比107.4%)を記録し、
西宮市は「平均平米単価103.0万円」という数字が出ています。
(参考:京都府、大阪府、兵庫県の2025年新築マンションの平均価格をLIFULL HOME’Sが調査/株式会社LIFULL)
マンション価格が上昇しているということは、単に購入費用が高くなるという意味ではありません。
むしろ「資産価値が落ちにくいエリアに住む」という安心感につながり、将来の暮らし方にも幅が広がります。
子育て世帯は、家族構成の変化や転勤、親の介護が必要になるなど、ライフステージの変化が起きやすいです。
そのような中で、資産価値のある住居に住んでいることは売却や賃貸への切り替えがしやすいため、暮らしの選択肢が広げられます。
さらに、西宮市は教育環境・治安・生活利便性がバランスよく整っていることから、子育て世帯からの安定したニーズが常に存在している地域です。
「子どもにとって良い環境で暮らしたい」という層が継続的に流入するため、物件の価値が守られやすく、子育て優先で住まいを選んでも資産価値を損なわないという
大きな強みがあります。
このように、西宮市のマンションは「暮らしやすさと資産形成」の両面から見ても魅力が高く、購入後のライフプランにも柔軟に対応できる住まい選択だと言えるでしょう。
不動産価格を左右する【人口動態と都市開発】
不動産価格を予測するにあたって、人口の増減を示す「人口動態」と「街の利便性がどう変化するか」といった都市開発の動向に注目する必要があります。こ
うした変化は、その街に住みたい人が増えるかどうかを左右する、とても重要なポイントです。
ここでは今後の西宮市の人口動態と都市開発についてデータや資料を元に解説していくので、住まい選び情報として参考にしてみてくださいね。
人口減少社会における西宮市の将来性
2020年に行われた国勢調査によると、西宮市の人口は 485,587 人でした。将来人口推計では、今後は少子高齢化や出生率の低下に伴い、全国的な傾向と同様に
ゆるやかな人口減少が予測されています。
◾︎西宮市の将来人口推計
|
年度 |
人口数(人) |
|
2020年 |
485,587 |
|
2025年 |
484,472 |
|
2030年 |
478,834 |
|
2035年 |
471,620 |
|
2040年 |
462,768 |
|
2045年 |
452,587 |
|
2050年 |
441,358 |
一方で、西宮市は2020年以降、転入者数が転出者数を上回る状態が続いており、実際の居住者数は増加傾向にあります。
これは教育環境の良さ、利便性の高さ、暮らしやすさが評価され、「住みやすい街」として選ばれているためです。
◾︎人口動態の推移(社会動態)
|
年度 |
転出 |
転入 |
増加数 |
|
2020年 |
20,705 |
21,077 |
+372 |
|
2021年 |
20,251 |
20,516 |
+265 |
|
2022年 |
20,673 |
21,434 |
+761 |
(参考:西宮市の将来人口推計について/西宮市HP)
住宅を購入する際、一定の人口が見込まれる地域であることは、将来の資産価値を維持するうえで非常に重要です。
人口が減少し続ける地域では、買い手が減るため不動産価値が下がりやすくなりますが、西宮市のように転入が続く地域は需要が安定し
将来の売却や住み替えの際にも有利に働く可能性があるでしょう。
都市開発とインフラ整備
西宮市では、今後も暮らしやすい街をめざして、さまざまな都市開発が進められる予定です。
大きな都市計画のひとつとして「阪神西宮駅北地区のまちづくり」です。行われる内容としては以下のものがあります。
- 駅前広場・交通結節機能の強化
- 土地の高度利用と大街区化
- ウォーカブルな空間づくり
- 公共施設の再編による施設整備
駅前広場・交通結節機能の強化
駅前のバス・タクシー・自転車・歩行者といった交通の導線を整理し、より安全で快適に駅を利用できる空間をつくる計画です。
歩行者やベビーカー利用の方にも安心な歩道・広場の整備が行われることで、通勤やおでかえが今よりスムーズになるでしょう。
土地の高度利用と大街区化
駅前の土地に図書館などの公民複合施設や高層住宅をまとめ、住宅・公共施設・商業施設が集まった「まとまった区画」に再整備します。
これにより、駅前の街並みがより賑やかで機能的なものになります。
ウォーカブルな空間づくり
駅から周辺施設まで、ウォーカブルな(居心地が良く歩きたくなる)通路を設け、図書館や駅改札への通行区間を整備し、暮らしやすさを高めることを目的としています。
自動車と歩行者の導線をできるだけ分けることで、安全性も向上します。
公共施設の再編による施設整備
駅前にある広場や道路、公園などを整理し直し、より使いやすい形に整える取り組みです。バラバラにあった施設をまとめることで、移動がしやすくなり、
家族で利用できる場所が増えます。駅前が安全で便利になることで、日常の暮らしがより快適になり、子育て世帯にとっても住み続けたいと思える街づくりが進みます。
(参考:阪神西宮駅北地区公民連携事業/西宮市HP)
こうした開発により、駅周辺はより安全で便利になり、ベビーカーでの移動や子どもの送り迎えもスムーズになります。
買い物・医療・公共サービスが徒歩圏で完結しやすくなるため、共働き家庭にとっても時間を有効に使いやすい環境が整います。
駅周辺の利便性が高まることは、日々の生活の質を上げるだけでなく、「長く住み続けたい」と思える街づくりにもつながります。
西宮市は今後も発展が期待でき、子育て世帯にとって“暮らしやすさと将来性の両方がそろう地域”と言えるでしょう。
異なる強みを持つ【西宮市北部と西宮市南部】
西宮市が「選ばれ続ける街」である理由のひとつとして、南部と北部のそれぞれが異なる強みを持っている点があります。
多様な子育て世帯のニーズに応えることで、市全体の暮らしやすさと不動産価格を安定させているでしょう。
ここでは、西宮市北部と西宮市南部それぞれが持つ特徴と強みについて解説していきます。
西宮市内でのエリア選びの参考にしてみてくださいね。
自然と落ち着いた住環境が魅力の「北部エリア」
西宮市北部は、豊かな自然に囲まれた落ち着いた住環境が特徴です。
甲山や森林公園など緑地が多く、子どもが自然の中で遊べる環境が整っています。住宅は戸建中心で敷地にゆとりがあり、のびのびと子育てをしたいファミリー層に人気です。
また、騒音や交通量が少ないため、子育て環境としても充実したエリアです。こうした自然の中でのびのびと子育てをしたい層からの需要があり、戸建市場では安定した人気を保っていると言えます。価格は南部より手頃ですが、その分「広くて快適な住まいが手に入る」という魅力があり、長期的に見ても選ばれ続ける地域となっています。
アクセスと利便性がそろう「南部エリア」
西宮市南部(西宮北口・夙川・阪神西宮周辺)は、交通の利便性と生活インフラの充実度が大きな魅力です。駅周辺には商業施設や医療機関、教育施設が集まり、共働き世帯でも暮らしやすい環境が整っています。この「立地の良さ」はマンション需要を押し上げ、南部エリアの不動産価格を支える大きな要因になっていると言えます。
北部は「自然・静けさ・住まいの広さ」に価値を置く層に支持され、南部は「アクセス・利便性・教育環境」を重視する層に選ばれています。それぞれが異なる魅力を持つため、多様な子育て世帯のニーズに応えることができます。その結果、西宮市全体として不動産の安定した人気と価格形成につながっているでしょう。
西宮市は多角的に見ても魅力が大きい“価値の高まる街”
西宮市の不動産価値は、以下の視点から総合的に見て今後高まると言えます。
- データによる地価公示やマンション価格の上昇
- 人口動向と都市開発の将来性
- 北部・南部の多様な魅力
子育て世帯にとって、西宮市は「暮らしやすさ」「教育環境」「将来性」「資産価値」がバランス良くそろった街です。
長く安心して暮らしたい方も、将来の選択肢を広げたい方も、どちらにとっても魅力の多いエリアだと言えます。
西宮市は、暮らしやすさと将来性のどちらも妥協したくない子育て世帯にとって理想的な街です。
本記事を参考に、家族のこれからの暮らしと未来の資産形成の両方を見据えた住まい選びを進めてみてくださいね。

