テレワークが当たり前になった今、子育てしながら自宅で働くという選択をする人は増えています。
でも、実際は「子育てと自宅での仕事って両立できないんじゃない?」と悩む人が多いのが現実です。
そこでこの記事では、集中して仕事をしながら子育てするにはどんな間取りがおすすめなのか解説していきます。
この記事を読むことで、自身や家族の価値観にあった間取りが選択できるようになるので、最後まで読んでみてくださいね。
子育てとテレワークを両立させるための間取りのポイント
子育てとテレワークを両立させるには、仕事が快適にでき、子育ても負担なく行える間取りが欠かせません。
ここでは、間取り設計の際に押さえておきたいポイントを7つ紹介します。
集中できる環境
子どもが自宅にいると、どうしても子どものことが気になってしまい仕事に集中できません。
子どもを見守る家族がいる場合は、完全個室にして仕事をする環境を整えることで、周囲を気にせず集中でき、作業効率もアップします。
一方で、子どもを見ながら仕事をするのであれば、半個室やリビングの一角にスペースを設けることで、適度に集中しながら、子どもを見守ることができます。
子どもの年齢や家族の状況に合わせて、仕事環境を整えることで仕事も子育てもしやすい間取りになると言えます。
セキュリティ
家族間であっても仕事の情報はしっかりと守る必要があります。
パソコンや書類の保管場所だけでなく、家族の生活動線や仕事をする場所の工夫をすることで、セキュリティを高められます。
たとえば、家族のいるオープンスペースで仕事をする場合は、パーテーションや家具の配置を工夫することで、
書類やパソコン画面が見えづらくプライバシーを確保できます。
また、個室の場合は部屋に鍵をつける、鍵付きの収納を用意するといった工夫があると情報漏洩のリスクを限りなく下げられるでしょう。
家事動線
テレワークの魅力は、隙間時間に家事ができることです。
水回りを近くにまとめたり、キッチンでの動線をコンパクトにしておくことで、家事の時短ができます。
子どもの帰宅前に家事を済ませておくことで、子どもとの時間を確保できたり、空いた時間を自分の時間に当てることが可能です。
▼関連する記事はこちら
収納スペース
子育てとテレワークを両立させるには収納スペースの確保が欠かせません。
収納が足りないと、仕事の書類やパソコン機器が散らかり、仕事効率が下がるだけでなく、家族の生活スペースも乱れてしまいます。
特にリビングやダイニングなどの家族との共有スペースで仕事をする場合、空間全体が散らかっていて、家族のストレスの原因に。
そこで、仕事スペースの近くに、扉付きの収納を設置することで、仕事道具が必要な時に取り出しやすく、部屋をスッキリと保つことができます。
収納をしっかりと整えておくことで、プライベートとの区別もつけやすく、家族も居心地の良い空間となります。
Wi-Fi環境
オンライン会議やWebでのやり取りを頻繁に行う場合は、自宅でのネット環境が整っている必要があります。
Wi-Fi設置場所から部屋が遠いと接続が悪く不便に感じてしまうので、あらかじめ仕事をするスペースのネット環境を確認しておくことが大切です。
仕事場をどこにもってくるかだけでなく、実際に仕事する環境も意識して間取り選択をすることで快適にテレワークができます。
音問題
テレワーク中に家族が自宅にいる場合は生活音や子どもの声が気になって仕事に集中できないことがあります。
オンライン会議で周りの音を拾ってしまうことも珍しくなく、家族も気を遣い、互いにストレスを感じてしまいます。
そのため、個室以外の場で仕事をする場合は、家族間での話し合いやパーテーションなどで音を遮る工夫が必要です。
こうした工夫をすることで、仕事と子育てがしやすく、家族全員が過ごしやすい空間になります。
部屋の活用方法
家族のライフスタイルの変化に伴って、働き方が数年で大きく変わることがあります。
そこで、テレワークの有無に限らず、将来を見据えて柔軟に対応できる間取りにしておくことが大切です。
たとえば、子どものスタディスペースを数年後には仕事場として、テレワークしていた個室を退職後には趣味の部屋として活用することで、
空間を無駄なく、快適に使い続けることができます。
このように使い方を限定せず、工夫次第で快適に使える間取りは、居心地が良い住まいになります。
-
これで使いやすい!テレワークに使いたい間取りの事例
テレワークに使いやすい間取りの例には主に3タイプあります。
自分の仕事や家族の生活スタイルにはどのタイプがいいのか検討してみてくださいね。
| 特徴 | メリット | デメリット | |
| 個室 | 独立したスペース |
・集中できる ・収納に困らない |
・子どもを見守りながらは難しい ・設置コストがかかる |
| 半個室 | 仕切りで空間を区切る |
・適度に集中できる ・個室よりコストを抑えられる |
・完全に音は遮れない ・視界が完全に遮れず、気が散りやすい |
| オープンスペース | リビングの一角を活用 |
・家族の様子を把握できる ・設置コストがない |
・生活音や家族の声が気になる ・セキュリティ面が弱い |
個室でしっかりと集中できる環境を作る
個室は他の部屋と独立しているため、仕事に集中しやすいのが特徴です。
たとえば、玄関付近や寝室近くに個室を持ってくると、日中、家で過ごしている家族の声が気にならず仕事に集中できます。
設置コストはかかりますが、収納に困ることなく、周りのことを気にせず仕事に集中できる環境はテレワーク場として快適です。
また、将来、趣味の部屋や収納スペースとして使えるのも魅力的です。
半個室で家族の気配を感じながら仕事をする
半個室はパーテーションや家具で部屋の一部を区切った空間です。
家具などが目隠しになり、家族がいても適度に集中しやすい環境と言えます。
たとえば、リビングや寝室の一角に家具で遮ったスペースを作ることで、家族の気配を感じながら仕事をすることが可能です。
家具で仕切る場合はレイアウトを自由に変えられるので、仕事の変化や家族のライフスタイルにも柔軟に対応できます。
オープンスペースで開放感のある仕事場に
リビングなどの家族も共有する場をワークスペースとして活用する方法です。
リビングやキッチンといった家族も過ごす場なので、子どもの様子をみながら仕事ができるのがメリットです。
しかし、プライベートとの区別が難しく、リビングで家族がくつろいでる際にオンライン会議を行う場合は双方の気遣いが必要になりストレスを感じることも。
そのため、家族が出かけている時や日中、子どもが保育園や学校にいってる際の仕事場として使うのがおすすめです。
生活空間の一角を上手に使うことで、コストを抑えつつ、開放感のあるワークスペースが作れます。
間取り以外でもできる!子育てとテレワークを両立させるヒント
「今すぐ、子育てとテレワークを両立できるような間取りにしたい!」「家を購入したばかりで、しばらくは間取りの変更は難しいけど快適に仕事と子育てがしたい!」
そう思われる方もいますよね。
そこで、間取り以外で子育てと仕事を両立させるための工夫を2つ紹介します。
環境改善
すでにある家具の配置の見直しで、テレワークが快適にできるようになることも。
壁を作るように家具を配置してみたり、家具の向きを変えるだけで集中できる環境を整えられます。
ただ、家族で共有する場で行う場合は家族の理解や協力を得る必要があります。
カーテンやパーテーションで空間を区切ることもできますが、音は遮断できないためどうしても家族の声が気になったり、オンライン会議には向いていません。
特に赤ちゃんや小さいお子さんがいる場合は注意が必要です。
家族内でのルール設定
家族でルールを決めることで、テレワークがしやすくなります。
1日のスケジュールやテレワーク中の家族との距離について(子どもを見ることができるのか、話しかけることも一切NGなのか)
話しておきましょう。
「自宅で仕事をしているから子育ても手伝ってくれると思っていたのに、全然やってくれない!」そんな不満を生まないためにも家族間での話し合いは重要です。
2つほど子育てとテレワークを両立させるヒントについて書きましたが、やはり家そのものを子育ても仕事もしやすい環境にしておくことが
家族全体で快適に暮らすには欠かせません。
今の住まいに少しでも使いづらさやストレスを感じているなら、一度、間取りや家について見直してみると良いでしょう。
ちょっとした工夫や間取りの選択で、家族みんなが住みやすい家に変えることができます。
まとめ|子どもの年齢や仕事スタイルに合わせて柔軟に対応できる間取りの選択を
子どもの年齢で、子育ての大変さや親の役割も変わってきます。家族のライフスタイルの変化に伴って、仕事が変化することもあるでしょう。
そんな時に、ゼロから子育てとテレワークを両立させる環境を作るにはコストも労力もかかります。
将来のことについて見通しを立てるのは難しいですが、家づくりな間取りについて柔軟に考えることは今からできます。
今の暮らしと将来の生活どちらも考えながら、家族で間取りについて話し合ってみてくださいね。

