子どもが大きくなってくると「そろそろ一人部屋を与えてあげたい」と感じるご家庭も多いのではないでしょうか。今住んでいる家が手狭で部屋数が足りない、生活動線が合わなくなってきた、などの課題が出てきたときに検討したくなるのが「住み替え」です。
とはいえ、住み替えは人生でも数少ない大きな決断。特に子育て世代にとっては子どもの成長に合わせた環境選びや家計への影響など、さまざまな視点から慎重な検討が求められます。
この記事では、子育て世代が住み替えを検討するときに押さえておきたい5つのチェックポイントについて説明します。
住み替えを検討し始めたら
住み替えは一般的に不動産の売買取引を伴う住居の変更を指します。
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現住居 |
引っ越し |
新住居 |
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戸建て(売却) |
→ |
戸建て(購入) |
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戸建て(売却) |
→ |
賃貸 |
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賃貸 |
→ |
戸建て(購入) |
上記のように、引っ越しの際に家の売買が発生する住居の変更を「住み替え」と呼びます。賃貸から賃貸への住居の変更は住宅の売買が発生しないため、この記事では住み替えには含みません。
住み替えは不動産の売買が発生するため大きな金額が動きます。そのため慎重に住み替えの準備を進める必要があります。また、住み替えにかかる期間はおよそ3か月から1年程度かかるため、しっかりと計画を立てて住み替えに臨みましょう。
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1.住み替えの目的を明確にする
まず大切なのは、なぜ住み替えをしたいのか、その目的を明確にすることです。ここを曖昧にしたままだと、物件探しが迷走したり、希望と違う家を選んでしまったりするリスクがあります。
- 子ども部屋を確保するために間取りの多い家に住み替えたい
- 小中学校への進学タイミングで希望の学区に合わせた地域へ引っ越したい
- 私立など学区外に通う子どもの通学を考慮し、アクセスの良い場所に移りたい
- 共働き家庭なので、駅や保育園に近い利便性の高いエリアに移住したい
- 治安や周辺環境の不安があり、より安全で安心して子育てできる場所に移りたい
など、子育て世帯ならではの住み替えの理由があると思います。家族のライフステージや将来の計画に合わせて、住まいに何を求めるかをじっくり話し合ってみましょう。大切なのは、生活の質が今より向上できる場所に住み替えることです。
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2.住み替え先の住環境をしっかり調査する
実際に暮らしてみたら「思っていた生活と違った!」とならないためにも事前の住環境チェックは欠かせません。
- 治安の良さや騒音の有無
- 公共交通機関へのアクセス
- 保育園・幼稚園・学校の質や通いやすさ
- スーパー・病院・公園など日常生活に必要な施設の近さ
- 自治体の子育て支援制度(児童手当・医療費助成など)
地元住民の口コミや自治体のホームページ、不動産会社のホームページなどを活用して、多方面から情報を集めましょう。「住んでよかった」と思える街選びが、住み替え成功のカギになります。
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3.計画的なスケジュールを立てる
住み替えは計画的に進めることが大切です。特に、持ち家を売却し、新居を購入する場合、家の売却と購入という大きな取引が2つ発生するため綿密に準備しましょう。ここでは、現住居を【売却】し、新居を【購入】して住み替える際の計画の立て方について説明します。
住居売買の進め方には「売り先行」と「買い先行」があります。
売り先行は、現住居の売却を先に行ってから、新住居の購入を行います。
買い先行は、新住居の購入を先に行ってから、現住居を売却する流れです。
どちらの方法にも、それぞれにメリットとデメリットがあるため、家族や不動産会社とよく相談し資金計画に応じて選択することが大切です。
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メリット |
デメリット |
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売り先行 |
・時間をかけて現住居の売却を進められるため、希望金額により近い金額で売却しやすい。 ・売却したお金を新居の頭金にすることができる。 |
・新居購入まで、どこかに仮住まいを用意する必要がある。 ・引っ越し作業が2回必要になる。 |
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買い先行 |
・時間をかけて新居探しができる。 ・仮住まいの心配をする必要が無い。 |
・新居購入時に現住居の売却金を頭金として使えない。 ・ローンの支払いが現住居と新居の二重ローンになる場合がある。 |
どちらも売却と購入の期間が短い方が金銭的負担は軽減され、期間が長くなる程金銭的負担が増えることを頭に入れておきましょう。
4.資金計画とローンの見直し
住み替えで見落としがちなのが、資金面のシミュレーションです。特に現住居に住宅ローンが残っている場合、ローンを完済しないと住居の売却ができないため、残債の清算が必要です。
- 自己資金で残債を完済できるか
- 現住居の査定額でローンを完済できそうか
- 残債が残る場合、住み替えローンを検討するか
査定額はあくまで目安であり、実際の売却価格を下回ることもあるため注意が必要です。
「住み替えローン」は、現在の住宅ローン残債と新居の購入資金を一括で借りられるローンですが、審査が厳しく、金利も高めに設定されていることが多いため、利用する際はリスクとメリットをよく比較して選びましょう。
また、引っ越し費用、登記費用、不動産仲介手数料なども含めた総合的な費用計算をしておくと安心です。資金計画は早めに取り掛かると安心です。
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5.信頼できる不動産会社とパートナーを組む
住み替えを成功させるうえで、不動産会社選びは非常に重要な鍵を握ります。特に初めての住み替えでは、手続きやスケジュール、費用の流れなど不安を感じやすいため、信頼できるパートナーの存在が心強い味方になります。
大切なのは複数の不動産会社に相談・査定を依頼して比較検討することです。それぞれの会社によって得意とするエリアや物件のタイプ、サポートのスタイルが異なります。
選定の際は、以下のような点をチェックしましょう
- 査定額の妥当性や根拠の説明がしっかりしているか
- 担当者の説明が丁寧でわかりやすいか
- 質問へのレスポンスが早く、親身な対応が感じられるか
- 売却・購入の実績が豊富かどうか
- 子育て世代の住み替え支援など、ライフステージに応じた提案ができるか
「この人と一緒に進めていきたい」と思える担当者と出会えることが理想です。信頼できるパートナーと手を組むことで、煩雑になりがちな住み替えのプロセスもぐっとスムーズになりますよ。
まとめ
子育て世代の住み替えは、家族の将来や暮らし方を大きく左右する一大イベントです。理想だけでなく現実も踏まえ、早めに情報を集めて計画的に進めることが、満足できる住み替えの第一歩になります。家族や不動産会社と相談しながら、自分たちに合ったスケジュールを組んでいきましょう。
秋山グループ株式会社は、子どもたちによりよい環境を整え、家族みんなが笑顔で過ごせる住まいを見つけられるように、各ご家庭に合った不動産プランをご提案させていただきますのでお気軽にご相談ください!

